五感日記

五感で感じたことを書きます

青春シンデレラ一話、レッテルとルッキズム

青春シンデレラというドラマの一話をみた。 芋少女が失恋し、大人になり化粧を覚えた途端に過去の失恋の前へタイムトラベルするというハイ入りだった。そしてタイムトラベルし、芋少女に戻った主人公は未来で得た化粧スキルを駆使し美少女へ変身すると片想いの相手から言い寄られるというストーリーだ。 まず思うのが、主人公はルッキズムを憎んでいるのに、イケメンの男に再び恋をするし、イケメンも美少女になった途端に手のひら返しするのが嫌な感じであった。結局見た目かよ。それはそれでいいが主人公が私は被害者であるという意識が全面に押し出されているのが気になった。 

 

ここでルッキズムについて考えてみたい。ルッキズムすなわち見た目がいいと徳というものである。確かにそう思う、同じ能力なら見た目が良い方がチャンスは多い。見た目が人より劣るだけで人生はマイナススタートで生きずらいものも多いだろう。 昨今のSNSの勢いはとどまるところを知らずルッキズムを助長するだろう。 価値観が違う人を認めあるとは言っても生きているのを認めてやるくらいで恋愛や結婚などとは縁遠い人も多いだろう。 最近は凶悪な事件を起こす無敵の人と呼ばれる人も多いがこのルッキズムが関係していると思えてならない。 無敵の人は大体孤独で孤立している、また見た目的にお世辞にもかっこいいとは言えない人が多くまた男性が多い。これは女性のように垢抜ける手段が乏しい男性の性によるものだろう。 昭和の時代にはお見合いがあってそういう人たちのセーフティネットとなっていた。今は見た目が悪く、コミュニケション能力も低い人は救われる手段はなく孤独に社会に歯車となって死ぬまで働くか、無敵の人になるかしか道は残されていない。